設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会

板屋の共同墓地(熊野市紀和町)・在日韓国民主統一連合 三重県本部の方々とご一緒に草刈りをさせていただきました(25.6.29)/竹本 昇
石原産業の火葬場があり、地元の方によれば、亡くなった朝鮮人労働者の遺骨が埋葬されている場所です。



民族差別に無自覚であることは差別の加害者である/竹本 昇
私は、斎藤元彦と立花孝志と日本維新の会は許しませんが、部落出身者というマイノリティーとして民族差別も許しません。
斎藤元彦は、西播磨元県民局長の公益通報によって明らかにされた大阪万博のための阪神オリックス優勝パレードにおける公金の不正支出という犯罪を覆い隠すために、公益通報と全く関係がない元県民局長に関することを持ち出して自己の不正を隠そうとしています。立花孝志のSNSによってデマが拡散され、公金の不正支出を解明しようとする県会議員が攻撃され、デマに煽られた心無い連中の行為によって、議員の家族が恐怖心で心を病み、議員自身も恐怖心で自死に追い込まれました。
これらの非人道的社会不正を許してはならず、多くの良識的な人たちによって指弾されています。しかし、その社会不正を許さない良識的な人たちによって「A」という人物に中国人という出自を結びつけるという民族差別が同時進行的に行われています。「謎の中国人は誰だ」というセンセーショナルなタイトルをつけたり、「A」という人物に中国人という属性を結びつける発言がユーチューブで放映されています。
このとき、多くの人は、このようなタイトルや発言を在日中国人がどのような気持ちで見聞きしているかを想像できないと思います。民族差別と民族排外が蔓延する日本社会で、自己の存在を否定されるマイノリティーの内面は、恐怖・緊張・喪失・絶望の境地に陥れられていることを理解されていません。
斎藤元彦らは、元県民局長の公益通報の正当性を否定するために、元県民局長の非違行為を強調しています。この行為と、「A」という人物に中国人という属性を結びつけて差別を煽る行為とは同じです。立花孝志らが、社会不正を質す県会議員らを精神的に追い込んでいます。この行為と、「A」という人物に中国人という出自を結びつけて、同じ出自の多くの中国の人たちの心を傷つけている行為は同じです。立花孝志がSNSでデマを拡散する行為と、良識的な人たちがユーチューブで中国人をマイナスイメージにして拡散する行為は同じです。違いがあるとすれば意図的であるか無自覚であるかだけです。
幕藩制が廃止され、新政府樹立以降の日本の近代化において、天皇制による民族排外と民族差別を精神的支柱にして中国を侵略しましたが、敗戦後、国体護持のために天皇の戦争責任を問わなかったため、今日も天皇制による民族排外と民族差別の意識構造に変化はありません。私たち部落出身者は「万世一系」という天皇制イデオロギーのもとで、交われば血が汚れるといわれて差別されています。この意識構造に変化はありませんので、社会不正を許さない人たちによって中国人に対する民族差別が横行しています。
日本政府の中国敵視政策によって、与那国島・石垣島・宮古島・沖縄島・奄美大島に自衛隊とミサイル基地が配備されて中国との戦争の準備が進められている今日、民族差別に無自覚であることは、戦争国家への後押しをする行為です。
設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会 共同代表 竹本 昇
人間の尊厳にもとづく市民運動を!/竹本 昇
総称 改組三会(三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(イギユン・ペサンド)の追悼碑を建立する会・紀州鉱山の真実を明らかにする会・海南島近現代史研究会)の会報第1号掲載原稿です。
以下は1ページ目のみ掲載しています。画像をクリックすると全文が読めます。

市民運動の世界におけるマジョリティのマイノリティに対する暴力/竹本 昇
以下は1ページ目のみ掲載しています。画像をクリックすると全文が読めます。

斉藤日出治さんの講座です(終了しています)。画像をクリックしていただくと、主催団体のホームページが開きます。

朝鮮人労働者の追悼碑を撤去した群馬県知事への抗議文です。この碑は、「群馬の森」(群馬県高崎市)に「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を建てる会が2004年4月24日に建立しました。(画像をクリックしていただくと、内容が読めます)


